愛車を盗難から守るための方法

意外なことに自宅に停めておくのが最も盗難されやすい

バイクというのは、自家用車と比較すると盗難に逢いやすいという特徴があります。
しかも意外なことに、最も盗難されやすい場所は駐輪場などではなく自宅という報告がされています。
警視庁が公表しているデータによると、平成28年度に東京都内で起きたバイク盗難事件の内の、実に55.9%が自宅の敷地内で発生しているんです。
次が道路上で21.8%、3番目が駐車場・駐輪場で全体の17.1%の割合となっています。

バイクを盗まれたと言うと、公園などに駐車してるようなイメージを受けますが、公園での盗難はわずか0.7%にとどまっています。
つまり、自宅にいるときが一番油断せずに防犯をしないといけないということです。

バイクの盗難を予防するためには

バイクが盗難に遭うのを予防するためには、チェーンロックとバイクカバーの利用が最も効果的です。
チェーンロックはできるだけ頑丈で太めのものを選ぶようにしましょう。
あまり細いと、ワイヤーカッターで簡単に切られてしまいます。

バイクカバーに関しては、マンションの駐車場などの場合だと特に黄色などの目立つ色は避けチャコールグレーや黒を選ぶようにしたいものです。
これなら夜間にパッと見てバイクの存在が分かりにくいので、盗難にあう確率が低くなります。

反対に、一軒家に住んでいてバイクを庭などに駐車している場合はシルバーカラーのバイクカバーの方が目立ちますし、近所の人からも目に付きやすく盗みにくいというメリットがあります。
チェーンロックの布カバーも明るいブルーやオレンジの物を選んで、セキュリティの高さを強調しておくと良いでしょう。

人影に反応するセンサーライトを設置するのも非常に効果があります。
またダミーでもいいので防犯カメラを設置しておけばベストです。

バイクの盗難を予防するグッズ

バイクカバーはさまざまな値段帯のものが市販されていますが、あまり安いものは雨風ですぐに劣化してしまうので、やはり10,000円前後のものを選びたいものです。
NANKAIのEX-6 バイクカバーEXなどはお値段も手頃で、ユーザーの間では人気があります。

チェーンロックも5キロぐらいあるものを用意するのがおすすめです。
素材は強化クロムモリブデン鋼がおすすめで、価格帯はバイクカバーと同様に10,000円前後が適切です。

路上での盗難を防ぐためにはマグシャッター付のシリンダーキーやU字ロックなどできちんと施錠しておくことが大切です。
また、バイクから離れるときは、たとえ一瞬であってもハンドルロックをかけてキーを抜いておく習慣をつけることが重要です。
バイクアラームをつけるのもおすすめです。