バイクの圧縮圧力が弱い原因と対処法

バイクの圧縮圧力が弱くなってしまったら

バイクの圧縮圧力が弱い原因としては、種類により冬は圧縮圧力が探しやすくなる事があります。
圧縮圧力が低下すると、アイドリングが不安定になったり、白煙を拭いたり、高速回転時のエンジンの不調といった、特徴的な症状が現れますので、症状から判断する事もできます。

他にはスパイクプラグやシリンダーヘッドの緩み、シリンダーやピストンの摩耗、ピストンリングの不具合などが考えられます。
ピストンリングは、摩耗により薄くなると圧縮圧力にも影響します。
このように、バイクの圧縮圧力が弱い原因はいろいろあるので、原因に応じて適切に対処していく事が大切です。

バイクの圧縮圧力が弱い時の対処法

原因ごとに対処法を紹介します。
種類により異なりますが、冬にバイクの圧縮圧力が弱くなる場合は、圧縮圧力回復剤を使うと解消される事があるので、試してみてください。

スパークプラグが緩んでいる時は、締め直すと解決できそうに思えます。
ただの緩みなら締め直すだけでOKですが、スパークプラグは消耗品ですから、ある程度使ったら交換が必要です。
特にスパークプラグのガスケット部分が潰れている場合は、締め直しても効果はないので新しい物と交換が必要です。

シリンダーヘッドの緩みは、単なる緩みというよりも、エンジン熱でヘッド部分が変形し歪むのが原因となっています。
このままにしておくとオイル漏れなども起こすので、交換しておくと安心です。

シリンダーやピストンは摩耗により不具合が生じやすい部分です。
摩耗が原因の場合は、少し大きイサイズのピストンに交換すれば解消されます。

ピストンはエンジンがかかっている間、常に動いているので、摩耗により破損やトラブルの原因となります。
長い間乗らずに放置していると、固着してしまう事もありますので、オイル交換と掃除が必要です。
必要に応じて部品の交換もしていきます。

エンジンオイルについて

エンジンを動かすのに欠かせないピストンは、オイルの質によっても磨耗具合やダメージは変わってきます。
いいオイルと粗悪オイルでは、磨耗具合も変わってきますし、一番の違いは汚れ方の違いです。
粗悪なオイルは、ピストンのリング溝に汚れが詰まりやすく固着しやすいので、トラブルの原因になります。

いいオイルは価格も高めですが、オイルの質で部品の状態が変わるなら、故障して修理する事を考えたら、最初にいいオイルを選ぶ方がお得です。
また、いいオイルを使っていても、適度にオイル交換は必要ですから、こまめにオイル点検もしておきましょう。
自分でできない場合は、ガソリンスタンドやバイクショップに行けば、オイル交換や点検をしてもらえます。