メンテナンスをする上で気をつけたいこと

まずは取扱説明書を読もう

バイクをメンテナンスする上で大切なのは経験である、とよく言われます。
しかし、経験というものは簡単に得られるものではありません。

そこで、初心者がメンテナンスを行う上で必ず押さえておきたいのが知識の部分です。
失敗を繰り返しながらメンテナンスをしていくわけですが、そのつきものである失敗を最小限に抑えるためにも、必要な知識を取り入れておことをおすすめします。

面倒だから…と飛ばしてしまう人も多いこのステップですが、メンテナンスノート、つまり取扱説明書を必ず読みましょう。
バイクのメンテナンスを、経験も知識もない状態で行うのは非常に危険です。
バイクにとって、むしろ良くない影響を与えかねません。

正しい手順でトラブルなく行うためにも、新車で購入すると付属されている説明書を必ず読みましょう。
基本的なメンテナンスの仕方や取り扱い方法はもちろんのこと、パーツリストなども掲載されているので、バイクの仕組みを勉強するのにも役立ちます。
バイクの点検箇所や調整、メンテナンスの仕方が記載されているので、心強い味方と言えるでしょう。
中古車の場合はこの取扱説明書が紛失している場合もありますが、インターネットなどでPDFファイルが手に入ることもあります。

工具はジャストサイズを使う

次に、工具サイズはジャストサイズのものを使っているか確認しましょう。
たくさんのネジで構成されているバイクメンテナンスでは、ドライバーなどをよく使います。
緩めたり締めたりする時に使うこのドライバー、その他の工具はジャストサイズを使うことが必須です。

ドライバーのサイズが合っていないと、ネジ山をなめさせてしまう、つまり使えなくしてしまいます。
ドライバーは小さなサイズでもはまってしまいますが、それで回し続けるとトラブルにつながります。

サイズの合わない工具でメンテナンスをすればぐらぐらしてしまうので、作業の効率も下がるといえます。
初心者こそ、ジャストサイズの工具で、丁寧にメンテナンスを行いましょう。

メンテナンス後のチェックを忘れずに

メンテナンスが終わると、テンションが上がってすぐに走り出したくなってしまうものですが、走り出す前に一度全体をチェックしましょう。
各部の動作をしっかりとチェックし、安全に乗れる状態であることを、きちんと確認してから動き始めることが大切です。

特に、洗車やメンテナンスをした後は水で濡れていたり、ケミカル類・洗剤類などがパーツに付着していることがあります。
また、大切なポイントとして前後のブレーキがきちんと作動しているかチェックしましょう。
テールランプ・ウインカー・前後ブレーキの点灯も要確認箇所です。