大型自動二輪免許の取得方法

大型二輪免許を取るための資格や条件について

大型自動二輪免許を取得するためには、教習所に通い試験を受け、それに合格したら免許交付となります。
満18歳以上という年齢制限がありますが、18歳になってすぐ大型二輪に乗りたい場合は、17歳の時から教習所に通えます。
ただし卒業試験は18歳の誕生日を迎えてからとなるので、誕生日に合わせて計画を立てれば、18歳になってすぐ大型二輪に乗る事ができます。

視力は両目0.7以上、片目0.3以上となっていますが、メガネやコンタクトをした状態でも、この条件をクリアしていれば受験できます。
赤、青、黄色という信号の色が識別できる事、10mの距離で90dBの警音器の音が聴き取れる事も条件ですが、音に関しては補聴器の使用が可能です。
学力に関しては、普通の読み書きができれば問題ありません。

大型二輪免許取得までの流れ

大型二輪の免許を取得するには、いきなり試験場で試験を受ける事もできますが、一般的には教習所に通い、基礎を身につけてから試験場で試験を受ける流れになります。
取得するのに必要な時間は、学科26時間、技能36時間となっていますが、それ以前に取得している免許がある場合は少し変わってきます。

教習所に通う場合も、適性試験がありそれに合格しないと入校できません。
適性試験は二輪免許教習の受講資格や、視力や聴力などの簡単な検査です。
教習所では、実際に大型二輪を使い基本的な操作から覚えていく、技能教習が主となります。
自動車の教習では路上教習がありますが、二輪の場合は教習所内のみでの教習となります。

二輪教習は修了検定や仮免許試験がないので、第1段階で基本的な操作を身につけたら、次は第2段階へと進みます。
第2段階では、道路交通法に基づいた走行を学びます。
学科では、バイクの運転に関する知識や、応急救護などを学んでいきます。

全ての技能学習を終えると、卒業試験検定を受ける事ができます。
合格して卒業証明書が交付されたら、教習所を卒業します。
その後試験場で、適性試験、学科試験、技能試験を受け合格すれば免許が交付されます。

大型二輪免許に関する注意点やポイント

大型二輪は750ccや1,000ccとかなり排気力が多くなるため、バイクの大きさや重さもあるため乗りこなせるまでに時間がかかります。
最初から大型二輪を目指す事もできますが、安全性を考えて普通二輪を経て、ある程度バイクに慣れてから大型二輪を取得するという方法もあります。

免許の試験は何度でも受けられますが、試験手数料がかかりますので、ある程度の技能や知識を身につけてから受験する事をおすすめします。
大型二輪免許があれば、排気量制限なく自動二輪のMT車とAT車、小型特殊自動車、原付バイクの運転ができます。