AT限定二輪免許の取得方法

AT限定二輪免許の種類と取得条件

AT限定二輪免許は、クラッチがないオートマ車だけの免許です。
車と同じでバイクもAT車はクラッチ操作がないので、比較的簡単に乗りこなせます。
ただしAT限定二輪免許は、MT車は運転できません。

AT限定二輪免許には、AT小型限定普通二輪免許、AT限定普通二輪免許、AT限定大型二輪免許の3種類あります。
免許の種類は違うと、取得条件もそれぞれ違ってきます。
AT小型限定普通二輪免許とAT限定普通二輪免許は、満16歳から取得できますが、AT限定大型二輪免許は満18歳にならないと取得できません。

また免許の種類によって、教習所で受ける学科や技能講習の時間も変わってきます。
免許を何も持っていない状態の場合は、AT小型限定普通二輪免許が学科26時間、技能9時間、AT限定普通二輪免許が学科26時間、技能15時間、AT限定大型二輪免許学科26時間、技能29時間になっています。

AT限定免許を取得するまで

教習所に通う場合は、AT限定二輪免許の種類により学科や技能講習の時間は多少変わりますが、免許取得までの流れはだいたい同じです。
まずは講習を受け、卒業試験に合格したら、次はいよいよ試験場での試験です。
教習所に通わず、直接試験場で試験を受ける事もできますが、教習所に通うコースを選ぶのが一般的です。

AT限定二輪免許で教習所に通う場合、公安委員会が指定した、指定教習所を卒業すると試験場での技能試験が免除になります。
直接試験場で試験を受ける場合は、適性試験と学科試験の後に、技能試験と取得時講習、応急救護講習を受けなければいけません。
全ての講習を受けたら、免許が交付されます。

自動車免許と共にAT限定二輪免許を取得できるコースもあり、合宿免許なら短期間で免許を取得できます。
合宿免許は値段も安くなるので、長期休暇を取りやすい大学生は合宿免許を利用するといいでしょう。

AT限定二輪免許で運転できるバイクの種類

AT限定二輪免許には種類があるので、種類によって運転できるバイクの排気量が異なります。
種類ごとに運転できるバイクの排気量を紹介します。

AT小型限定普通二輪免許は、排気量125cc以下のバイクを運転できます。
AT限定普通二輪免許は、排気量400ccまでのバイクが運転できます。
そしてAT限定大型二輪免許は、排気量650ccまでのバイクを運転する事ができます。

いずれもAT車のみとなり、MT車の運転はできません。
AT車ではない、普通の免許を持っている場合は、AT車もMT車も関係なく両方運転できます。

AT車以外に乗るつもりはないというなら、AT小型限定普通二輪免許、AT限定普通二輪免許、AT限定大型二輪免許のいずれかでも問題ありません。
クラッチ操作の必要がないから、講習時間も少し短縮されます。

最短でAT限定二輪免許を取得したい場合は、AT限定二輪免許専用の合宿で教習を受けるのもおすすめです。
合宿なら普通に教習所に通うよりも、費用と時間を節約できます。
ただし数日間はかかるので、まとまった休みがないと厳しいかもしれません。