バイクで必要になるオイル交換とは
バイクを運転する人にとって必須となる作業として「オイル交換」があります。
オイル交換とは、バイクのエンジン部分で使用されているオイルを新しいものに入れ替えるという作業のことで、バイク・メンテナンスとしてはガソリンを入れることの次に頻度の多い作業です。
ちなみにエンジンオイルの交換が必要なのは4ストエンジンを搭載しているバイクで、2ストエンジン車は基本的にはオイル交換は必要ありません。
2ストエンジンの場合はオイルを交換するのではなく、定期的にエンジンを注ぎ足すという方法になります。
とはいえ現在販売されているバイクの主流は4ストエンジンであり、特に小型バイクではほぼ全てが4ストなので、大半のバイクに必要なメンテナンスと言えるでしょう。
エンジンオイルの交換時期の目安としては、3000km走行ごとか、もしくは6ヶ月ごとに行うこととなっています。
ただしこれはエンジンオイルの性能やバイク使用の頻度にもより変わってくるので、できれば定期的に同じバイクショップで見てもらい、状態から判断をしてもらいましょう。
なお、オイル交換はちょっと慣れてくると自分でも可能です。
ただしその場合にはエンジンオイルの交換に必要な器具を一揃えしなければいけませんので、どちらがお得かということはその時々で判断してください。
冬眠の前にエンジンオイルを交換しておきたい
上記で説明したエンジンオイルの交換頻度は、あくまでも通年で使用するときのものです。
冬期間は全くバイクに乗らないという人の場合には、冬眠前のケアとしてエンジンオイルが必要になることがあります。
というのも、長い期間汚れたエンジンオイルをエンジン内に入れっぱなしにしていると、オイルの中の汚れが沈殿し、エンジン内に堆積をしてしまいます。
もっとも近年ではエンジンやオイルの性能も高くなっているのでそれほど神経質になる必要もないのですが、例えばエンジンオイルの適正な交換時期ギリギリであった時などは、あらかじめ交換をしておくことがおすすめになります。
少し以前のバイク・メンテナンスの常識として、バイクのエンジンオイルの交換は冬眠前と春先の両方で行った方がよいということがありました。
ですがよほど最初から古いオイルを使用しない限り、冬期間の数ヶ月使わずに放置をしていてもオイルが極端に劣化するということはありません。
冬の間のオイルの自然劣化よりも、汚れたオイルを長期間入れっぱなしにする方がよほどバイクに良くない影響を与えますので、できれば冬眠をする前にオイルを新しいものに交換をしておきましょう。
細かくケアをしていくことにより、エンジンの寿命が伸びることにつながります。